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「松竹梅」戦略 - 価格設定とネーミングを軸としたマーケティング

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「松竹梅」戦略と言うのかどうか知りませんが、お客(ユーザー)の購買心理と日本人の中流階級意識を利用したマーケティング戦略があります。

うな重のお店のお品書きに「松」「竹」「梅」と書かれていたら、日本人は「竹」を多く選びます。「松」は高くて手が出ないけれど「松」は少し貧乏くさい、という購買心理が働くからです。価格設定とネーミングを軸としたマーケティング戦略ですね。ユーザーが自分で選んだことで満足度や納得度が上がるという効果もあります。

商品ラインナップの中で、Aの商品は売りたいけれどBの商品はサービス品で利益率も低いからあまり売りたくないという場合は、この戦略をとると効果的な場合があります。ポイントは2つ。

  • 価格と内容に明確な差があることをしっかり伝えること
  • ラインナップを3つ以上にすること

意外に「ラインナップを3つ以上にすること」も大事なんじゃないかなと思います。あまりラインナップが増えすぎてもいけないですが。

企業のサービスなどではこのような例になるでしょうか。「松」「竹」「梅」というように、ネーミングではっきりした差をつけることが大事です。

  • ○○○○ Light
  • ○○○○ Standard
  • ○○○○ Pro
  • □□□□ Entry
  • □□□□ Standard
  • □□□□ Enterprise

もちろん必ずしも「Standard」が一番売れ筋になるとは限らないと思います。それでも、「Light」「Entry」を選んだユーザーは「廉価版である」「機能が限定されている」ことを理解して購入してもらえるので、満足度や納得度の向上に繋げられます。また、「Light」「Entry」で試してもらって、「Standard」以上に繋げることもできます。

僕はといえば、旧タイプの iPod shuffle にはとても満足しているけれども、新しい iPod shuffle もスタイリッシュでいいし、上位の iPod nano にしてみたい気持ちもちょっとあって、でも iPod まではいらない、そんな一消費者です(アップル iPod)。

市嶋泰樹。1973年生まれ。プランナー、ウェブアナリスト。ウェブサイトのマーケティング支援や分析を中心に担当。
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