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検索エンジン経由のアクセスから、検索時のキーワード数を調べてみた

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ふと思い立って、個人的なブログ「sundaysoundtrack」のアクセスログ解析のデータを使って、検索エンジン経由のアクセスから検索時に使われるキーワード数を調べてみました。

結果から言いますと、検索エンジンで検索時に使われるキーワード数は、全体平均で1.89でした(有効数2,791。2006年7月のデータより)。そのうち、1ワードで検索してきた人は34.1%、2ワードでは50.0%、3ワードでは12.1%でした。

検索エンジン別の検索時のキーワード数は、以下の通りです。


  全体 Yahoo! Google MSN その他
1ワード 34.1% 25.9% 27.7% 57.3% 52.3%
2ワード 50.0% 54.7% 53.3% 38.2% 37.9%
3ワード 12.0% 14.3% 14.7% 3.5% 8.9%
4ワード 1.4% 1.5% 2.5% - 0.5%
5ワード 1.6% 2.4% 1.2% 0.4% 0.5%
6ワード 0.6% 1.1% 0.3% 0.4% -
7ワード 0.1% 0.2% 0.1% 0.2% -
8ワード 0.0% - 0.1% - -

Yahoo!とGoogleでの検索行動が非常によく似たものになっており、1ワードでの検索が25~28%、2ワードでの検索が53~55%でした。これがMSNになると、1ワードでの検索が57%と半分以上を占めています。

Yahoo!や世界における検索キーワード数

今回の調査は、前提として「検索エンジンで検索して、とあるブログにたどり着いたアクセス」から統計なので、正しい比較ではないのですが、「日本では1ワードでの検索がまだ主流で、海外では2~3ワードが主流」という報告が出ています。

2006年2月現在では、Yahoo!検索の1クエリーあたりの平均キーワード数は1.45個であり、「ほとんどの人は1個か2個しかキーワードを入力していない」と指摘。

検索エンジンはWebサーチから「ソーシャルサーチ」へ、Yahoo!井上氏講演 - INTERNET Watch

Of all the search phrases world wide, 28.91 percent of the people use 2 word phrases, 27.85 percent use 3 word phrases and 17.11 percent use 4 word phrases.

Less people use 1 word phrase in search engines according to OneStat.com - OneStat.com

今回の僕の調査では、半角もしくは全角のスペースで区切られたキーワードは別のものとしてカウントしています。推測ですが、Yahoo!井上氏の発言に出てくるキーワード数も同様のカウントだと思います。ここで改めて認識しておいた方がいいと思うことは、「外国語の多くは意識しなくても複数語検索になりやすい言語であるが、日本語は表面的には1単語での検索になりがちな言語である(意識的にスペースを入れなければ1単語になってしまう)」という点です。

例えば、「動物ビスケット」と検索窓に入れたとき、それは「1ワード」ですが、英語ではおそらく「2ワード」になるでしょう(animal cookieとか、そんな感じでしょうか)。しかし、Yahoo!もGoogleも「動物ビスケット」というクエリは「動物」と「ビスケット」の2単語に分けて認識します。日本人の思考を検索エンジンの技術が補っているという構図と言えるかも知れません。だから、「日本人は外国人より検索エンジンへの意識/使い方が弱い」と結論づけるのは、少し正しくないと思います。

もうひとつ気になったのが、「○○○の△△△」と間に「の」を挟むケースが意外に多いという点でした。スペースで区切る代わりに「の」で繋いでいる、といった感覚なのでしょう。「○○○の△△△」と「○○○△△△」では、検索エンジンでの結果が異なるケースが結構あるので、留意しておいた方がいいかもしれません。

ブログにアクセスしてきた2,791個のキーワードひとつひとつを眺めて、以上のように感じました。

検索キーワード訴求型広告への提案

最近、「○○○で検索してください」と訴求する広告が増えてきました。日本人にとって、URLという英数字の羅列よりもわかりやすく、視覚的にも思考的にも記憶しやすいからだと思います。こういった広告を「検索キーワード訴求型広告」と言うのかどうかは知りませんが、日本語の特性を考えると、スペースを挟んで複数のキーワードを使うよりも、1キーワードでまとめた方がユーザーはよりアプローチしやすいかもしれません。「地底人 秘密」とせずに「地底人の秘密」と1キーワードでまとめて訴求した富士通は、この点を意識していたのでしょうか。さて。

市嶋泰樹。1973年生まれ。プランナー、ウェブアナリスト。ウェブサイトのマーケティング支援や分析を中心に担当。
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